4月11日開催 “惨事ストレス対策講習”のご案内（Zoom講習）

4年前

自然災害から心を護る“惨事ストレス対策講習”（ZOOM講習）

「惨事ストレス」という言葉を見聞きしたことはありますか。

惨事ストレスは、地震などの自然災害、交通事故、火災、テロや戦争、犯罪に直面した方が受ける、強烈なストレスのことをいいます。

自然災害は今日、明日で復旧するものではありません。長期戦を覚悟しなければなりません。そうすると当然ストレスを受ける期間も長くなります。
こんな持続的で明確な区切りのないストレスを受けている時には適切な対処が必要になります。

現在、新型コロナウイルス（COVID-19）蔓延により、日本を含め、全世界の人々が同時に惨事ストレスを受けることとなりました。環境の変化、不安、恐怖により、大きなストレスを受けている方、そして感染に伴う後遺症で苦しんでいる方も多くおられます。
これらの方へのサポートも喫緊の課題となっております。

惨事ストレスは、シビリアンから消防、自衛官、救命士、ファーストレスポンダーなどのプロフェッショナルまで、誰にでも経験し得ることです。
緊急事態を体験した時、「周りに迷惑をかけられない」と、誰もが思うものです。ただそんな気持ちをためこむと、それがストレスとなり疲労が蓄積していきます。その疲労が心をむしばんでいきます。

また、プロ意識が高い人ほど、自分がもっとこうすればこんなことにはなっていなかったんじゃないかという罪悪感、自責感、罪責感に苛まれます。これらの感情が精神的疲労の大きな要因となるのです。自然災害の対策を考える上で、ストレスケアは欠かせません。

東日本大震災からちょうど10年が経ちました。この機会に自分自身をはじめ、職場やチーム、学校や家庭まで、身近な人を惨事ストレスから守るために、そのケアを考えてみませんか。