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大規模な災害が起きた直後って、
あの、助けがすぐ来ないかもしれない。
これは結構真剣に考えておくべき
事態ですよね。
ええ、そうですね。
東日本大震災の時も場所によっては、
自衛隊の到着が数時間かかったっていう
話もありますし。
はい。
つまり、公的な支援がすぐには届かない
かもしれない。
救急車は来ないかもっていう、そういう
前提で備える必要がありそうだなと。
うん、まさに。
で、今回の資料。
あの防災ワークショップの記録を基に
ですね、まず自分でできること。
特に止血、これの重要性と、あとそこで
役立つっていうエマージェンシー
バンデージについて、ちょっと一緒に
深く見ていきたいなと。
はい、承知しました。
もしもの時、あなた自身とか周りの人を
守るために、何を知っておくべきなのか
考えていきましょう。
そうですね。
災害時って本当に色々な怪我が起こり
得ますよね。
ええ。
建物が倒れて下敷きになるような圧挫、
あとはガラスの破片なんかで切っちゃう
切り傷、それから津波に巻き込まれた
場合の毒水、あと瓦礫による傷からの
感染症とか。
感染症も怖いですね。
ええ。
火山が噴火すれば、もちろん火傷とか
有毒ガスとか。
南海トラフの大地震の想定だと、最悪の
場合、負傷者が50万人にも上るって
言われてますから。
50万人ですか?
ちょっと想像を絶しますね。
ええ。
そうなると、やっぱり1人1人がある程度
の応急手当ての知識を持つってことが、
もう必須になってきますよね。
まさにおっしゃる通りです。
特にその出血っていうのは、見た目の
インパクトも結構ありますし、なんか
すぐに対処しなきゃっていうイメージが
ありますけど。
そうなんです。
出血は、単に血が失われるっていう
医学的な問題だけじゃなくてですね。
はい。
周りの人の精神状態、つまりパニックを
引き起こす可能性もあるんですよ。
血を見て冷静でいられる人って、
まあ、少ないですから。
確かに。
だからこそ、できるだけ早く迅速な
止血っていうのが極めて重要になる
わけです。
なるほど。
応急手当ての基本っていうのは、結局
専門的な医療に繋ぐまでの時間稼ぎと、
状態の悪化防止。
時間稼ぎと悪化防止。
ええ。
そして、救助隊なんかが来た時に
スムーズに引き継ぎができること。
この3つですね。
なるほど。なるほど。
時間稼ぎ、悪化防止、引き継ぎですか。
で、その止血っていう点で、資料で特に
注目されてたのが、エマージェンシー
バンデージでしたよね。
はい、そうですね。
なんか自衛隊とか、海外の軍隊とか
警察も使ってるって聞くと、それは
かなり信頼できそうですけど、具体的に
はどんなところが優れてるんでしょうか?
えっと、大きな利点としては、まあ
3つ挙げられますね。
3つ。はい。
まず1つ目。
これは非常に簡単に使えるってことです。
簡単ですか?
ええ。
パニックになりがちな緊急時でも、割と
直感的に素早く扱えるように設計されて
るんですね。
へえ、それは助かりますね。
で、2つ目が緩みにくい構造。
これによって確実な圧迫止血効果が期待
できるんです。
ああ、緩みにくい。
普通の包帯だと、なんかしっかり巻いた
つもりでも、だんだん緩んできたりとか。
そうなんです。ありますよね。
そもそも強く圧迫し続けるのって、処置
する側も結構大変じゃないですか?
大変です。はい。
ずっと抑えてないといけないし。
ええ。
その点、このバンデージは例えば中に
圧迫バーみたいなものが内蔵されてて、
1度締めると緩まずに持続的に圧力を
かけ続けられるんです。
へえ。
じゃあ、ずっと手で抑えている必要が
ないと。
それは大きいですね。
でも、なんかそういう特殊なものだと、
使い道が傷口に当てる以外は限られそう
な気もするんですが。
それがですね、3つ目の利点。
多様性なんです。
多様性。
腕とか脚はもちろんですよね。
ええ、もちろん腕や脚にも使えますし、
普通の包帯だと巻きにくい頭とか首、
お腹なんかにも適用できるんです。
頭や首にも。
ええ。
さらに資料によると、捻挫した時なんか
の固定にも使えると。
固定にも使えるんですか?
それは便利ですね。
つまり1つあれば、かなり色々な状況に
対応できる可能性があるわけです。
実際、海外の紛争地域とか、そういう
過酷な現場での使用実績が、その有効性
を裏付けてるんですね。
なるほど。
限られた物資の中で色々なケースに対応
できるっていうのは、非常に価値が高いと
言えますね。
なるほど。
つまり、そのエマージェンシー
バンデージみたいなツールを備えておけば、
さっきおっしゃってた応急手当ての目的。
時間稼ぎ、悪化防止、スムーズな引き継ぎ。
ええ。
これらをより確実に達成できる可能性が
高まるってことですね。
そういうことになりますね。
うーん。
やっぱり自分の身は自分で守るっていう、
その自己の意識と実際の備えっていうのが、
すごく大切になってくるんですね。
ええ。
災害が起きた直後の、特に混乱している
時期においては、まずは自己。
自分の力で何とかする。
可能な範囲での助け合い。
これが基本となります。
はい。
公的な支援や体制が本格的に動き出すまで
の間、こういうツールが自分とか、あるいは
隣にいる人の命をつなぐ1つの助けになるかも
しれないですね。
そうですね。
今回はその止血とエマージェンシー
バンデージに焦点を当てましたけど、
資料の中では他にも建物の倒壊とか物が
飛んでくるとか、浸水、あと火山とか。
ええ、ありましたね。
もっと色々な災害の状況も示唆されて
ましたよね。
そういう様々な状況を想像した時に、
止血以外で、あなたがこれだけは最低限
備えておきたいなとか、これだけは学んで
おきたいなって思うことって何でしょうか?
うーん。うん。
それはぜひ1度ご自身で、ちょっと考えて
みていただけると良いかもしれないですね。