【動画】首都直下地震、群衆雪崩から身を護る!

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避難時に起こること
大地震が起きると、建物倒壊や火災で、交通網は寸断される可能性が高いです。そうなると、逃げ場を失った人々が多数発生します。
首都直下地震発災後、東京都では、「72時間は会社などに留まりましょう」、という指針がありますが、多くの方が家族が心配なため帰宅しようとするでしょう。

帰宅困難

群衆雪崩

帰宅困難者が、あふれることで起こるとされるのが「群衆雪崩」です。
「群衆雪崩」は、地下鉄の出口や道が狭くなっている道路などで起きます。そのうち1人でも倒れた場合、雪崩のように転倒する「将棋倒し」になります。
街に滞留している人の総数が多いと、「群衆雪崩」は、いろいろな場所で起こるでしょう。
慎重で適切な判断が必要となります。

群衆雪崩の例

群衆雪崩に近い例では、「明石花火大会歩道橋事故」があります。
計11人が亡くなり、247人が負傷しました。圧死でした。
花火大会の観戦者が駅から会場に向かう歩道橋で起きました。
観戦者数が想定より多く、超過密状態となり、階段が狭くなるといった構造のため身動きが取れなくなりました。
この時、歩道橋上の密度は1㎡当たり13人を超える
超過密状態になっていました。

群衆雪崩の例

身近な例では、高速道路など車線の減少で渋滞に巻き込まれた経験があると思います。
GWや年末年始など交通量が多い時などでは、全く動かなくなります。
いったん超過密状態に巻き込まれると自力で脱出はできません。

群衆雪崩の例

エスカレーターも危険です。
将棋倒しが起きる可能性があります。
一人でもバランスを崩すと将棋倒しを誘発します。
また、エスカレーターは過重量で逆走することもあります。
2008年に東京ビッグサイトでエスカレーター逆走事故が起きています。
原因は過重量でした。

群衆雪崩に対策なし

群衆雪崩は、巻き込まれないようにするしかありません。
▶出口の近くにいない時は、無理に出口に行かない。
前後が詰まると逃げられません。


※この状態で出口に向かうと後ろから押されて身動きが取れなくなる可能性があります。

群衆雪崩に対策なし

いったん人の流れに入ってしまったと感じたら、流れに逆らわないようにしてください。無理に流れに逆らうと転倒する可能性があります。
転倒したら、上から人が倒れてきます。大怪我では済まないと考えてください。
流れに少し緩みができたら脱出を試みてください。
無理に端の方に行こうとすると転倒の危険性があります。
状況判断が重要です。

群衆雪崩に対策なし

大通りでも、電柱や建物が倒れているだけで、すぐに過密状態になります。
高速道路で、故障者や事故があると大渋滞になるのと同じです。

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